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アカペラアレンジしない人でも最低限学んでおきたい音楽理論

更新日: 2019/04/17  カテゴリー:楽譜 / 歌い方  タグ: / / /

みなさんこんにちは。
King of Tiny Room(キングオブタイニールーム)の齋藤です。

まず、この記事を見ようとしてくれたあなたに、最大限の敬意を表します。
その意思決定が、あなたにとって有益なものになるよう、気持ちを込めて執筆致しました。

今回は、アカペラアレンジをしたことがない人や、やってみたけど挫折してしまったような人向けの記事です。
既にアカペラ楽譜を書いている人にとっては当たり前のことも沢山出てきますので、その点ご了承くださいませ。

そして、タイトルに「音楽理論」とありますが、この記事は、音楽理論そのものを説明する記事ではありません。
何を学んだら良いのか、その入り口になるような位置づけの記事になっておりますので、音楽理論と言っても何から学んだらいいのかわからない、といった方にぜひ読んで頂きたいです。

アカペラアレンジは難しい

たぶん、アカペラのアレンジを始めた人のほとんどは、「アカペラアレンジって難しい…」と思ったはずです。
それもそのはず。アカペラは声だけで表現をする、という制約がある為、楽器を使った演奏をベースに考えると、どうしてもできることが限られてきます。

その割に、周りにはアレンジができる人が結構沢山いるから、相対的に自分はアレンジをしなくてもアカペラを楽しめている環境にいる、というような方も多くいらっしゃると思います。

でも、これだけは断言できます。
アカペラをするんだったら、アレンジはできるようになった方が良いです。

最初は誰でも絶対「難しい!」と思うはずです。
そりゃそうです。やったことないんだから。

でも、それでも!
この記事を読んでくれているあなたにとって良い動機づけになるように、私の考えた、「アカペラアレンジができるようになった方が良い理由」を3つほどご説明します。

アカペラアレンジができるようになった方が良い理由

アカペラアレンジができるようになると、見える世界が変わります。
大袈裟な表現のように見えるかもしれませんが、紛れもない事実です。

具体的にどんな風に世界が変わるのか、解説していきます。

1. 和音構造が理解でき、他の音につられたりすることが少なくなる

1つ目は、和音についてです。

アカペラをするにあたって、「和音」という概念は切っても切り離せません。
よく使われる「ハモる」という言葉も、語源は「Harmony」、つまり調和・和音として訳されるような単語から来ています。

この「ハモる」という感覚を、感覚のままつかんでいる状態だと、和音全体の構造が理解できないまま歌ってしまうため、ハモらなかった時に原因が分析できません。

和音構造を理解していれば、鳴らしている和音の根音(ルート音とも呼ぶことが多いです)を誰が出しているのか、そしてその音に対して他の人がどのくらいずれていてハモっていないのかを客観的に分析することができます。

2. 表現の幅が広がり、様々な表現技法が理解できるようになる

2つ目は表現力です。

一見、アレンジができることと表現力と、どういう関係があるのか疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、和音1つ取っても無数にバリエーションがあり、また、楽譜を作る上で強弱表現やテンポの緩急、スタッカートやアクセントなどの表現技法・記号についても、無数に存在します。

これらを一気に覚えるのは不可能ですし、実際アカペラには必要ないようなものも沢山ありますが、最低限、学校での音楽の授業で出てきたようなものについては学んでおいて損はありません。

例えば、”メジャーセブン”と呼ばれるコード(和音の名前)があります。通常の「ド・ミ・ソ」で表わされるものをメジャーコードと呼ぶのですが、それに「セブン」という音を加えて、「ド・ミ・ソ・シ」の4和音を同時に鳴らすと”メジャーセブン”というコードを鳴らしたことになります。

メジャーセブンは、一般的にオシャレ和音と呼ばれることが多く、ポップスだけでなく、ジャズなどにもよく使われるコードです。

こういった概念を少しずつ身に着けていくと、自分のやりたい表現から逆算してコードを決めることが可能になります。
これが、アレンジの源流となります。

アカペラアレンジをしなくとも、こうした概念について理解を深めておくのは、アカペラそのものを楽しむ上で非常に有効な手段となり得ます。

3. 自分自身が主体的になれる

これは学生のサークルに多いかもしれませんが、自分がやりたい音楽があっても、アレンジができない場合、まずはアレンジできる人を探すところから始めなければなりません。
そして、その状態は必然的に、「他の人が作った楽譜しか歌ったことがない」ということを意味します。

自分の中に音楽的コンパス(しっくりくる単語がこれしか思いつきませんでした)が無いため、やろうとしている曲の中で、どういった表現が適当か、などの指標が無い状態、つまり、感覚的アプローチしかできない状態になってしまいます。

1曲でもアレンジした状態だと、自分がどういったところに気を付けて楽譜を書いたかは、少なくとも自分自身はよくわかるはずです。

そして、自分なりの根拠を持ってメンバーに説明できることが増えます。

自分が理想とする音楽を、感覚的だけでなく、論理的にアプローチしていくこともできるようになるため、必然的に、自分自身がグループになくてはならない存在になっていきます。

この状態になってしまえば、モチベーションの管理は自ずと楽になってくると思いますし、主体的に音楽を作り上げていくことも、更にアレンジをしてみることも、理論を勉強していくことも、自由にできるようになります。

アカペラアレンジしない人が最低限学んでおきたい音楽理論

前置きが長くなってしまいました…。
さあ、いよいよ本題です。

アレンジしない人でも、アカペラをしていく上で最低限学んでおきたい(と私が思う)音楽理論を、挙げていきます。

それはただ1つ。”コード”の概念を知ることです。


今までの文章をお読みいただけた方ならある程度わかって頂けると思いますが、アレンジしない人が最低限学んでおきたい音楽理論は、アレンジャーが最低限学んでおきたい音楽理論と共通しています。

そう、コードさえ分かればアカペラは楽しめます。
これが結論です。

上の記事はACAPPELLER.JPのサークル員でないと全部見られないようになってしまっておりますが、結論は和音です。

(よかったらぜひACAPPELLER.JPのご入会もご検討ください!ここでしか見れない有益な情報が沢山あり、随時情報更新中です!)

まとめ

ごちゃごちゃ前置きで言いましたが、アカペラにおける最低限レベルでは、コードの概念さえ分かっていれば、どんな曲でもある程度形にすることができます。

もしこのあたりの話についてより詳細に知りたい方がいらっしゃれば、ひとつひとつ詳しく説明していく記事や動画も今後作成していこうかな、と思っています。
(アカペラをする人が気軽に学びたいものを学べる新たなサービスも現在鋭意作成中です)

ではでは、長くなりましたが今回はこの辺で。
最後までお読み頂きありがとうございました。

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この記事を書いた人

齋藤 龍

齋藤 龍

King of Tiny Room代表。