アマチュアアカペラでもオリジナル曲をやるのが普通になってほしい

はじめまして。ハラコウサクと申す者です。

界隈では「コサック」とも呼ばれております。

現在都内でアカペラを中心とした音楽活動をやっております。アマチュアですが。

アカペラは現在6年目。音楽経験自体は14年目くらいです。

 

そんな僕ですが、実はひとつの野望を抱いております。

それは、日本のアマチュアアカペラ界において、オリジナル曲の演奏をもっと普及させることです。

 

僕はアカペラを始める前は、高校で楽器のロックバンドを組んでいました。

そこでは僕が作詞作曲した曲を中心に演奏していました。

他のバンド仲間たちも、基本的には自分たちで作った曲を演奏していました。

しかし、日本のアマチュアアカペラ界では、基本的にカバー曲が演奏されます。

オリジナル曲を演奏するグループもいますが、カバー曲中心のグループと比べるとかなり少数です。

 

アカペラでも、オリジナル曲を演奏するグループが増えて欲しい!

その思いを、アカペラを始めてからずっと持ってきました。

今回、そんな自分のアカペラオリジナルについての考えをまとめてみました。

 

 

音楽の何に熱狂するか

僕が音楽を14年、アカペラを6年やってきてずっと感じていたのが、「音楽の何に熱狂するか」が人によってかなり観点が違うというところでした。

 

歌唱力に熱狂する人、

技術に熱狂する人、

アレンジに熱狂する人、

歌い手個人に熱狂する人、

様々だと思います。

(アカペラ界では上記4つの要素が基本的に重視されると思います。)

 

しかし、僕はもともと「曲自体」に熱狂する人間でした。

曲自体が持っている世界観や完成度に魅力を感じ、その曲の良し悪し、好き嫌いで聴く音楽を選んできました。

 

なので、今まで自分が聴いてきた曲や、好きだと思う曲をカバーしているアマチュアアカペラバンドを自然と聴きたいと思うようになり、そうではないバンドに対しては、技術などは素晴らしいと思いつつも、率先して聴こうという感情が湧いてきませんでした。

また、自分が大好きな曲を、その曲が持っている世界観や音楽性にそぐわないアレンジや歌い方でカバーしているバンドを見ると、大きな違和感を感じてしまうこともありました。

同じような経験がある方もいるかもしれません。

 

極端なことを言ってしまえば、クリエイティビティという観点から見ればほとんどのアマチュアアカペラバンドは、原曲アーティストのフォロワーに過ぎないのかもしれません。(もちろん、カバーの中でアカペラならではの魅力をつくりだすことが大事であり、アカペラの楽しいところだとも思っています)

 

僕のように、「曲自体に熱狂する」人というのは、決して少なくないはずです。

むしろ、音楽の楽しみ方の原点とも言えると思います。

しかし、カバー曲前提の世界では、「曲自体に熱狂する」という文化はほとんど無いといっていいと思います。

 

 

アカペラ界の「アイドル性」

現在の日本アマチュアアカペラ界は、良くも悪くも「アイドル性」の高い世界だと考えています。

先述の「歌い手個人に熱狂する」ことと話はつながってきます。

 

アカペラは、グループの掛け持ちがしやすい音楽です。

故に「人気があるグループ」が偏りやすくなります。

 

たとえば、Aくんが所属する「〇〇〇〇」という、実力も人気もあるアカペラグループがいるとします。

Aくんは、サークルの後輩たちと「××××」というグループを新しく結成しました。しかし、まだまだ技術や曲の完成度は低く、練習が必要です。

それでも「××××」は、「○○○○」のAくんがいる、という理由で、ライブで人を集めます。

 

こんな状況が、アカペラ界では非常に頻繁に見られます。

するとなにがおきるか。

上手いグループを作るには、人気のある上手い人とグループを組むのが手っ取り早い、という状況になってしまうわけです。

 

これは、アカペラが身内の音楽だと言われてしまう理由の一つだとも思います。

クリエイティブな音楽をつくる上でも、あまりいい傾向ではありません。

 

何故オリジナルが「異質」なのか

日本のアマチュアアカペラ界では、オリジナル曲はかなり異質なものになってしまっています。

 

なぜアカペラ界で「オリジナル曲」という文化が異質としてみられがちなのか。

以下の理由が考えられます。

 

・ストリートライブイベントが多い

・バンドの演奏を初めて聴く場所が基本的にライブしかない

・オリジナル曲を認知させる環境がない

・知らない曲なのでライブでやっても盛り上がりにくい

・コンテストで評価されにくい

・音源を作るハードルが高い

 

したがって、ただオリジナルバンドを始めても、聴く人たちにインパクトを残しづらいというのが現状だと思います。

これは、非常に勿体無いことだと思います。

 

とても素晴らしい曲を持っているのに、コンテストなどでは評価されなかったり、ライブが盛り上がらなかったりしているオリジナルバンドを何度も目にしています。

 

 

作詞曲なんでできないと言う前に

アカペラの技術向上には、個人によって限界があると思います。

洗練はされても、技術自体にはかなり個人差があると言っていいと思います。

この個人差を埋めるのはとても難しいことです。

しかし、作詞曲スキルは、歌唱力やアカペラ技術とはまったく別のものです。

 

アカペラ界にはたくさんの優秀なアレンジャーがいます。

編曲ができれば、作曲も絶対にできます。

この人たちの書いた曲を僕は聴いてみたいです。

作詞曲で勝負できるアカペラーが絶対に埋もれているはずです。

 

僕は、高校時代から本格的に作曲をはじめました。

その作曲方法は、至極シンプルです。

 

必要なのは、紙、ペン、レコーダー、ギター(楽器)だけです。

紙とペンは、スマホやパソコンの文章ツールでもOKです。

レコーダーを回しっぱなしにして、思いついたコードの流れを思いついたままにギターで弾いて、それに合わせてメロディを即興で歌う。

ピンと来たフレーズがあれば、歌い直してレコーダーに保存し、コードを紙に書く。

これの繰り返しです。

 

ここでできたフレーズを構成し直し、歌詞をつければ、曲ができます。

作曲ソフトを使いこなせるようになる必要は、必ずしもありません。

僕も、作曲ソフトはほとんど使ったことがありません。

 

また、楽器が弾けなくても、ある程度のコード進行パターンがわかっていれば作曲は可能です。

作曲は決してハードルが高い技術ではありません。

 

作詞も同様です。

自分の好きな言葉を並べ、メロディに合わせて整えるだけで、立派な歌詞になります。

発音とメロディの関係など、細かい部分で調整は必要ですが、難しいことではありません。

作曲がどうしても苦手でも、作詞ならできるという人もいるかもしれません。

作詞曲は、決してハードルが高いものではありません。

 

 

プロへの道

アマチュアアカペラーのなかで、プロになりたいと思う人が少ないのも、オリジナルをしづらい環境が原因かもしれません。

日本で活躍しているプロアカペラグループは、オリジナル曲が評価されているグループがほとんどです。もしアマチュアでオリジナルができる環境が整えば、プロ化への道も今より広くなると思います。

 

オリジナル曲をしやすい環境を整えるために

現在、King of Tiny Roomのみなさんを中心に、アカペラでオリジナル曲を普及させるための企画を立案中です。

まだ今月(2019年10月)に立ち上がったばかりのプロジェクトなので、ほぼ何も決まっていません。

 

もしこの企画に参加したい、興味があるという方がいれば、ぜひご連絡お願いします。

人数が多ければ多いほど、企画が進みやすくなります。

 

ACAPPELLER.JPというオンラインアカペラサークルで、この企画を進めています。

いまは参加者で、何を初めにするべきかを話し合っている段階です。

僕に直接ご連絡いただいても、また、King of Tiny Roomさんでも、ACAPPELLER.JPへ登録してからそのまま参加していただいても構いません。

 

ACAPPELLER.JP → acappeller.jp/

King of Tiny Room → kingoftinyroom.net/

僕のTwitter → twitter.com/vega_hanrock

 

 

一緒に、アカペラ界をよりクリエイティブにするために動きませんか。

みなさんのご参加、お待ちしています。