【ライブレポ】2019/10/25 “The Real Group Live” @Billboard LIVE Tokyo

先日、The Real Groupの来日公演に行ってきました!

自分自身、The Real Groupのライブを見るのは初めてのことで、とてもワクワクしていました。

今日は、そのライブで感じたことなどを、雑多ながら、綴っていけたらと思います。

よろしければご一読頂けると嬉しいです。

 

 

The Real Groupとは?

私が語れた口ではないのですが、初めて名前を聞く方もいらっしゃると思うので、The Real Groupについて、簡単にご紹介したいと思います。

The Real Groupは、1984年にスウェーデンで結成されたプロアカペラグループで、2019年で結成から35年となります。

現在、5人いるメンバーのうち4人は、途中加入のメンバーで、TenorでたまにボイスパーカッションもするAnders Edenroth(アンダーシュ・エーデンロート)さんのみが結成当初からのメンバーです。
(めちゃくちゃかっこいいので、名前で調べてみてください)

歌っている曲は本当に幅広くて、クラシックの合唱チックな曲もあれば、ジャズナンバーもあり、民謡系もあればブラックミュージックをカバーしていることもあるという、極めて多彩なジャンルに渡って演奏をしているグループです。

アレンジも非常に凝っており、演奏についても、難しい和音をいとも簡単に歌いあげているさまは、まさに「ハーモニーの魔法使い」と評価せざるを得ません。

 

ライブ中、取材みたいにノートに書き続けた

「お前は何をしにライブに行っているのか」という声が飛んできそうですが、ライブ中、気づいたことをちょちょっとノートに書き留めておこうと思い、ノート持参で行きました。

その結果、気づきが沢山ありすぎて、ライブを見に行ったのか取材に行ったのか分からないくらい、ノートに書きまくってしまいました。

もちろんライブ自体はとても楽しかったですし、生でThe Real Groupの演奏を浴びることができたのは、自分にとってものすごく貴重な体験でした。

その上で、今日はせっかくなので、ノートに殴り書きしたものの中から、これを読んでくれている人にも役に立ちそうなものを抜粋して、書いていこうと思います。

 

ライブでの気づき

アンダーシュさん多彩過ぎる

まずはこの話をせざるを得ません。

先ほども紹介したTenorのアンダーシュさん、なんとほとんどの曲で両手にマイクを持っていました。

どういう使い分けをしているのかを眺めていると、Tenorとして歌っている時と、ボイスパーカッションをしている時(それに、口笛までしていました)で、使い分けをしているようでした。

そのマイクを変える頻度の多いこと多いこと。笑

曲によっては10回以上、右手と左手のマイクを入れ替えて歌っていたように記憶しています。

 

専属の音響(PA)さんがいる

それもそのはず。

彼らを含め、プロのアカペラグループには専属の音響(PA)さんがついていることがほとんどのようで、曲によっては、ループを使って5人の声の表現を超えたパフォーマンスを可能にしている場面があったし、アンダーシュさんのように曲中で役割を頻繁に変えるような時に、それを理解してくれている音響さんがいることは、大きな強みだなあ、と思いました。

私を含めたアマチュアのアカペラグループが演奏をする時は、そのライブ会場のスタッフさんだったり、イベントのスタッフさんが音響を含めた様々なことをやってくれる場合が多いと思うのですが、プロとなると、場所にかかわらずかなり高いレベルの演奏が求められるので、専属の音響さんがつくことは、ある意味必然的なことなのかもしれませんね。

 

薄くディレイがかかっていた

音響関連でもう1つ挙げると、通常、リバーブはプロだけでなく私たちでもよくライブで使うエフェクトだと思いますが、そのほかに、曲によって薄くディレイがかかっているものもありました。

ディレイというのは、簡単にいうと、カラオケで言うエコーに似た効果があって、カラオケよりももっと長いスパンでやまびこが繰り返されるようなエフェクトです。

音響さんはこれを上手く使っていて、例えば遅めのテンポの曲で、メロの変わり目とかで声が一旦ストップした時に、このディレイに乗った声が、やんわりとやまびこのように聞こえてくることで、私を含めお客さんは、その余韻に浸ることができました。

こういう細かいところにも、音響の技術や極意があるのだなあ、と思いました。

今までライブでディレイを使うという発想が無かったので、個人的にはかなり衝撃を受けました。

 

無駄な動きがほとんどない

ここからは、実際にパフォーマンスを見て感じたことを書いていきます。

The Real Groupの演奏中、彼らはとにかく音に集中しているように感じました。

それを強く感じたのが、「アドリブ的な動きがほとんどない」というところです。

もちろん、パフォーマンスの中で隊形移動をしたり、見せ場では大きく動くようなことがありましたが、逆にそれ以外はほとんど身振り手振りもなく、ただただ、目の前の音に集中しているように感じました。

まさに「静と動」を巧みに使い分けていて、見せ場はどこなのかを全員が把握しているからこそのパフォーマンスであるように感じました。

今まで「動く」ことでのパフォーマンスばかり考えてきましたが、「動かない」ことによるメリットについても、改めて考える必要があるな、と感じました。

 

アイコンタクトを重視していた

これは「見せ場の把握」の話とも被ってきますが、呼吸を合わせるべきところでは、合わせる人同士で必ずアイコンタクトをしていたように思いました。

このアプローチ自体は私たちも取り入れている部分があると思うのですが、目を合わせるだけで終わってしまっていたかもなあ、と反省しました。

なぜ目を合わせるのか、その目的を明確化しないと、アイコンタクトをしてもその効果は歴然だと感じました。

彼らはおそらく、アイコンタクトをすることで、呼吸だけでなく、その後どういう歌い方をするのかまで、表情や仕草から感じ取っているのだと思いました。

でなければ、あんなに合うのおかしいもん!!!
…って思うくらい、毎回、見せ場が洗練されているように思いました。

 

神経・感覚を研ぎ澄ますトレーニングをしている?

ここからは推測ですが、アイコンタクトの効果を高めるために、彼らは普段から、演奏中に神経や感覚を研ぎ澄ませているように感じます。

というのも、前日に彼らが開催したワークショップに参加した際に、あるバンドさんへのアドバイスで、「全員、目を閉じて歌ってみて」というものがありました。

これは聴覚を研ぎ澄ます練習に他ならないと思いました。

多分、彼らは普段から聴覚を鍛えていることによって、アイコンタクトをしなくてもある程度合わせることはできるけれども、その精度をより高めるために、アイコンタクトを行っているのかもしれませんね。

 

息の混ぜ具合で雰囲気が全然変わる

これは、多彩なジャンルの曲を演奏する彼らだからこそ気づいたことなのですが、曲によって、メロディーを歌っている人だけでなく、全員が、息の混ぜ具合をかなり細かく操っているように感じました。

ここまでくると、もはやセンスなども若干入ってくるような気がしていますが、これも、聴覚を鍛えることによってある程度アプローチ可能なところだと思います。

息の混ぜ具合で倍音の成分が変わる、というのはよく言われていますが、それを操作することで、倍音構成までもパフォーマンスの一環にしているところは、さすがだなと思いました。

 

音源と違うアレンジが聞けるのは、ライブの醍醐味?

これはプロアカペラグループに限ったことではないのですが、単純に、いつも聞いてる音源とは別のアレンジがライブで聴けた時、ものすごくテンション上がりません?笑

こういうところまでアプローチできるのはアマチュアだとあまりいないかもしれませんが、音源を公開しているグループや、他のグループとは一味違ったアプローチという意味では、1つの曲で複数のアレンジを持っている、というのは、それだけでアドバンテージになりうるのかな、と思いました。

その分練習もしなくちゃいけないから大変だけど、その努力はお客さんに必ず伝わると思うし、知っている曲をお互いに新鮮な気持ちで演奏でき、聴けるのは、とても良いなあ、と思いました。

 

まとめ

以上、なんか雑多なまとめになってしまいましたが、私がThe Real Groupの演奏を聞いて思ったことを羅列してみました!

多分、あの場に他のアカペラやってる人もいたと思うんですが、感じたところや印象に残ったところというのは本当に人それぞれあるし、画一的なものはないと思っています。

今回、この「あかぺらぶ。」を通して自分の感じたことをアウトプットできたことは、自分自身にとってもとても良いことだし、この記事を読んで少しでも自分のアカペラ活動に参考になる部分があったら嬉しいです。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました!
また次回の記事でお会いしましょう。