アニメおたくのアカペラ布教記、アニソンバンド界隈突撃編。

アカペラアドベントカレンダーまとめ

かずまさんの有声ボイパ論、読まれましたでしょうか。僕もちょうど一昨日アップロードしたアカペラの多重録音がアイカツ!のダンスミュージックだったので有声ボイパを選びました。スネアの音とかEDMと相性良いんですよ実は。

こんにちは。

#アカペラアドベントカレンダー をご覧の皆様初めましてハロー、コニチワ。アカペラオタク、アカペラ以外でもオタク。神戸大学アカペラサークルGhanna Ghanna OBのヤマタクと申します。好きなBLEACHの斬魄刀は伊勢七緒の「神剣・八鏡剣」、好きな帰刃はウルキオラの「黒翼大帝(ムルシエラゴ)」です(霊圧が異質っていうところがすき)。今回はアンダーグラウンドでうごめくワタシの熱いアカペラ活動!アカカツをちょっとだけ知ってもらいたく参加させて頂きました。フフッヒw
(僕が活動しているフィールドではアニソンに限らず声優ソング、ゲーム音楽、ボーカロイド、歌い手、アイドル、同人音楽など存外広い範囲をカバーしていますが、僕個人の活動方針から便宜的に「アニソン」を総称として統一させていただきます。)

ヤマタクさん#とは

僕は現在いちアニメおたくとしてアマチュアでアニソンを楽しんでいる人達にどうしたらアカペラを聞いて貰えるか楽しんでもらえるかを試行錯誤して、最終回が近づくプリキュアにエモ散らかしながら活動を続けています(’19年12月現在)ちなみに34話「つながるキモチ えれなとサボテン星人」は不覚にも涙を堪えきれませんでした。相互理解できなくても歩み寄りたいという気持ちが大事。
僕のアカペラ観を岸辺露伴っぽく言うと「ぼくは『聞いてもらうため』にアカペラを続けている!『聞いてもらうため』ただそれだけのためだ 単純なただひとつの理由だがそれ以外はどうでもいいのだ!」そこが難しいんですけれどもそんな感じです。
いわゆるアカペラ界隈のアニソンネタバンドが一般のオーディエンスに向けて歌っているのに対して僕自身の活動ターゲットは筋金入りのオタク達という事になります。半端なモン出してたら見向きもされないというスリルがたまんないです(好意的に聞いてくれる方も沢山いますよ!w)

アカペラ活動で得た見識や技術を丸太にして他界隈に殴り込むぞォ!

ツイッターにアップロードした30秒〜1分のアカペラ多重録音の動画が’17年から数えて85曲を越え、コミックマーケットなどで頒布した多重録音の同人CDのために編曲したもの、アニソンの合唱団に提供したもの、僕の所属するアカペラグループの為に編曲したもの、学生時代に作っただけで歌われてないものを含めたら多分120曲弱くらいはアニソンをアレンジしたんじゃないでしょうか。
僕はその経験値を丸太にしてアニソンで活動してる人たちの輪に「行くぞォ!!」していくわけです。丸太は頼れる武器。
今回はいちばん最初に飛び込んだバンド界隈にネタを絞ってみましょう。ご好評頂けたら地下アイドルやクラブイベント、ダンスバトルや同人製作(コミケ)、音ゲーイベントや、サブカル合唱などの話とかもしていけたらと思います。その界隈ごとにオタクが自分の技術とオタク趣味とをどう金銭的、時間的、精神的にバランスとって向き合っているのかが傾向が違ってくるのでこれが結構面白いです。

アニソンのバンドイベントに参加してみよう!

本格的に「アカペラ」から「アニソン」の方に焦点を変えるきっかけになった作品は「映画けいおん!」や「花咲くいろは」だったりするのですがそういうこともあってかまずはカラオケオフ会を通してバンドイベントやセッションに参加してみる事にしました。今から6〜7年前くらいの話です。
特に驚いたのは楽器の演奏技術の高さ、ステージとフロアを巻き込んで爆発しようというエネルギーの力強さでした。共通認識部分が大きいからか演奏側とフロア側のノリが大きく乖離する様なことは少ないみたいです。
僕とて腐っても多動型ボイスパーカッション、「真のグルーヴはカルチャーに全力で飛び込むところからや!」と意気込んでアニソンのメタルアレンジのバンドなどでモッシュピットに向かって駆け出してはメガネを吹っ飛ばされ続けました。
知り合った人たちに話を聞いてみるともともと高校生位から楽器触ってて社会人になっても、っていう方がプレイヤー人口の多さ故か卒業のタイミングを見失って(?)習慣として演奏を続けられている人が多い印象です。
ボーカルに関してはさすがにアカペラ界隈レベル程正確なピッチで歌う人はなかなかいませんでした(それを差し引いてもビビる程歌上手いのが数人いました)が熱量と声量はさすがにアカペラの比ではなかったです。

ボーカリスト、濃過ぎない?(震え声)

そしてバンドごと、ボーカリストごとのパフォーマンスの個性の尖り方にも僕はビビり散らかしています。
イベントの度に自主制作ドラマを映像で流してストーリーを繋げていくバンド、女声ボーカル曲でもさらっとギターを弾きながら歌いこなす男性、リスペクトするアーティストと瓜二つの格好と歌い方をしたり、放送コードギリギ……どう見てもアウトなパフォーマンスをしたり(オブラート)、女性がキャラクターのコスプレをしてステージで歌うのはもはや日常茶飯事、声優さながら歌う曲のアニメごとにキャラクターの声を模倣しながら歌う人、歌いながらテキーラを配布しバーカウンターに死体の山を築く人、男性でも女性アイドルのキャラクターやプリキュアなどのコスプレをして(るのにウィッグがぶっ飛んでいく程)攻撃的なギターをかき鳴らし……演奏より減量や筋トレ、化粧の仕方とかの方に一生懸命なのではというくらいww
総じて「俺の、私のやりたい事はこれ!」というものにまっすぐ、そしてその選択をする事が歓迎されている雰囲気だなぁという印象を受けました。そのまっすぐさ故に「普段着でステージに立ち、ただ全力で歌うだけ」っていう人も多少内輪の空気はあるのかもしれませんがフロアからは歓迎されている様です。まぁそういう人は大概めちゃくちゃ上手かったりしますしね。お酒を配るのはちょっと力技すぎなんじゃないですかね(冷静)
僕は関西圏内で活動するバンドを見てますが果たしてここら辺が濃過ぎるだけなのか、アニソンバンド界隈はどこもそうなのか……
とにかくイベントに遊びにいくたびに敗北感を味わう事がたくさんありました。それは意外にも解放という名の歓喜(よろこび)であった。僕のアカペラで培ってきた経験は丸太じゃなくてひのきのぼうだったのかも……

アニソンのバンドイベントに出演してみよう!

いちど豊郷小学校(けいおん!の聖地)の企画イベントでバンドのボーカルをさせてもらった事がありましたが、とにかく楽器があまりにもラウド過ぎて負けない声を出すのでいっぱいいっぱいでした。ピッチの事なんてもちろん意識なんてしてるヒマも無かったw
つまるところアカペラとはまた違った意味で安定したピッチをキープしたまま歌うのが難しいわけですね。
身体での響き方と実際に発生しているピッチを連動させてモニタリングに頼らない声の出し方が出来る様になるとステージングに余裕が持てそうです。
ほんで後年、けいおん!のコピーバンドで30分ステージのボーカルをさせてもらう事になったのですがゼロの状態からスタジオ練習はわずか3回、ギターやベースは初回の練習からほとんど自分のフレーズは弾ける状態でスタジオ入って、合わせ練習ではエフェクターのかけ方の調整やボリュームバランスを意識して……という状態でした。
ギターは毎日8時間練習して友達を失くしてからが本番とはよくいうものの(?)、ここまでのレベルの自己練習を当たり前の様にしてくるなんて……とカルチャーショックを受けました。「まぁ、けいおん!はやり慣れてるからなw」とは言ってましたが…….
とにかく奴等はメンバー集めから30分のステージを完成させるまでが滅茶苦茶疾(はや)い!そして演奏も正確……!
出演バンド募集、声かけが4ヶ月くらい前からスタートしてメンバーが決まってから大体3カ月で6曲30分のステージが出来上がります。アカペラには編曲という越えられない大きな壁があるため企画でゼロから6曲30分ステージやってくれって言われたら流石に「半年ください……」って僕はなります。アカペラーの皆さんどんぐらいで出来るんですかね。
ドーモ、ボーカリスト=サン。ギタリストです。ゴウランガ!アイサツからのコンマ5秒以内に決断的5連続バク転を決め、スリケン投擲!グワーッ!ライブ完成!ブッダ……
いやアカペラをやってる皆様方、いませんでしたか?練習に集合してから「初見でー」とか言って楽譜読み出すヤツ。僕の参加させてもらったバンドの初練習に居合わせたら失禁のち「サヨナラ!」って言って爆発四散ですよ絶対。
ほんでライブ自体は多動ボイパで培ったリズム感とパフォーマンスを駆使してお客さんや対バン出演者からの評判も上々、無事終了しましたが最後の曲で思い切り掲げた拳がステージの天井にぶつかって割と痛かったのがチョットな。

自分の音楽に対する本気度vsバンド界隈の常識

兎にも角にも僕がバンド界隈のライブに参加してみて「ここまでのパフォーマンスを普通に行う、享受している人たちにアカペラを聴いてもらおう。あわよくば体験してみたいと思ってもらおうとしてるのに僕自身は高々ボイパが上手くて楽譜が書ける程度で大丈夫なのかいやいや大丈夫なハズがない(反語)」と痛感しました。
この段階で僕は唯一無二のボーカリストやボイパプレイヤーである事を諦めて総合的なアカペラプレイヤーとして女声含む全パートをまずは人並みに歌える様になる、多重録音プレイヤーとしてとびきり丁寧で純正律じゃなくてもいいからコード進行をキチンと示せる程度にはハモる。そのためのボイトレやジャズピアノのレッスンとかに傾倒する様になった訳です。
ボイトレに通う様になったのは当時組んでいたアニソンのアカペラグループで中々低い声が出せず悩んでいたのもありました。くそぅ、元Naturally7のHOPSはあんなに低い声が出せるのに………
今ではへ音記号五線譜下のGまで出る様になりましたが、それはまた別の話という事で。

「セッションイベントでバンドマンとアカペラをやる話」とか「バンドのライブにアカペラグループで出演する話」とか、出来なかったじゃん。

いかがでしたか?布教記とかいいながらアニソンで遊んでるだけでしたがアマチュアミュージシャンがどうやってアニソンを楽しんでるのか、アカペラーの僕がどういった衝撃を受けたのか少しでも感じるものがあれば幸いです。
そんなに触れてませんがアカペラ界隈に向けて僕が叫びたいのはぶっちゃけ「「オタクはもっと自分の本当に好きなアニソンをアカペラにしていこうな!」」これに尽きます。
僕も年明け2月にプリキュア曲だけのアカペラグループで全バンド全曲プリキュア縛りのバンドイベントに出演する予定です。早くも僕のトゥインクルイマジネーションが武者震いしています。
次回!「バンド界隈突撃編後編『アカペラを実行します。』!!」
次回もキラやば〜っ☆
……えっ?次回があるわけじゃないの??
執筆継続のご希望、ご感想のお便りお待ちしてます!汗
明日12/6の #アカペラアドベントカレンダーの記事は「ブラザーさん」の
「アレンジャーとして楽譜を作成する前に考えること」
との事です。
もちろん僕も楽譜は書いているのですがどうにも遅筆なのが悩みのタネで……なにか良いヒントがあるかも!
それではまた、ヤマタクでした。
シー・ユー・ネクスト・バイ。