同じ口だけの演奏だけど…?

こんにちは、ハモネプオタクのビートボクサー、あんぼです。

アカペラアドベントカレンダー18日目、いよいよ最終日のクリスマスまで1週間となってしまいました。寂しいものですね……

アカペラアドベントカレンダー2019
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さて、クリスマスの足音が聞こえてくる中で、やっぱり楽しみになってくるのはそう、アレです!

チョコやフルーツからなるデコレーションや、クリームとスポンジからなる分厚いクリスマスケーキ! 観てて楽しい、食べて美味しい、最高です。

と、いうわけで今回はアカペラにおいてのデコレーション、装飾音を担当することが多いヒューマンビートボックスの合奏、ビートボックスチームの紹介をしたいと思います! アカペラバンドとは一味違った分厚いサウンドやアレンジは、何か参考になるかも?? まず初めにご紹介するチームはこちら!

1.Berywam (フランス)

フランスのビートボクサー4人からなるチームで、なんと3年に1度開催されるビートボックス世界大会チーム部門チャンピオン

近年はビートボックスのチームもアカペラバンドと同じく歌ったりハモったりするんですけど、Berywamはそのクオリティが驚くほど高いんです。 曲によっては4人編成なのにも関わらず当たり前のように「リード コーラス コーラス ベース パーカッション」と音が5本あるっていう……。ハーモニーの厚さから「4人での演奏には聴こえない!」みたいに言われるバンドと比較すると、こちらは「(物理的に)4人での演奏には聴こえない!」と言わせる演奏です。

余談なんですけど、フランスってビートボックスの強豪国なんですよ。かなり強いんです。サッカーで言えばベルギー、ラグビーで言えば南アフリカ、的な。先程少し触れた世界大会では、ある年ではチーム部門で優勝したBerywamを含め5部門中3部門フランス勢優勝、またある年では男性ソロ部門ベスト8のうち4人がフランス勢だったりと、とにかくすごいのです。

そんなフランスと対を成す強豪国、ビートボックス発祥の地アメリカからはこのチーム!

2. BeatboxHouse (アメリカ)

はい、物理で殴る。

元々Beatbox Houseはチームというよりかはシェアハウスで切磋琢磨するビートボクサー達の集まりで、そのメンバーがこうして大会などにエントリーしている……という感じです。

同じビートボクサーの筆者からしても

どうやって出してるの?

って音のオンパレードで、もはや誰がどの音を出してるかも分かりません。 その中でも特に異彩と言えるテクニックを駆使しているのがこの方!

Gene Shinozaki

彼は唇の振動裏声別々の音程を出すことで、 1人で和音を奏でています。

人間ってすごい。

 

ちなみにGeneは同じくBeatbox HouseのメンバーであるChrisと結成したタッグ、Spider Horse(前述した世界大会タッグ部門チャンピオン)でVarsity Vocalsという国際的なアカペラの大会優勝しています。 優勝。

そう、 2人で。

 

人間ってすごい。

 

フランス、アメリカと来て「日本にはビートボックスのチームはないの?」と思った方もいるかも知れません。もちろん、日本にも凄まじい個性を持ったチームは沢山存在します!その中でも一際異彩を放っているのがこちら!

3.曼荼羅(日本)

日本発、民族音楽を演奏する世界唯一のチーム。

年に一度開催される日本公式大会でも優勝経験があり、名実ともに日本一。先に紹介した2つのチームとはまたガラッと雰囲気が変わりますね。演奏内容はもちろんのこと、衣装も含めて個性の塊。サークル内やインカレでバンドを結成する時、どんな曲を歌おうか、どんな人を誘おうか、と考える方も多いと思います では、ビートボックスチームはどんな流れで結成されるのか。

その一例として、曼荼羅のメンバーであるTABERUNA氏に話を伺ってみました!

TABERUNA / Shamanic beat

世界でも類を見ない、民族音楽とEpic Musicを主軸とするBeatboxスタイルを確立する。音を霊的な言語として捉え、奏でるスタイルは自らの声のみで様々な世界を創り出し、聴く者を異世界へと誘う。2018年には日本武道館のメインステージで圧倒的で独創性に溢れる音を響かせた。ラジオ、ローカルテレビを始め、ZIP!(日テレ)やCMにも取り上げられメディアでも活動の幅を広げている。

 

あんぼ(以後:あ):よろしくお願いします!

TABERUNA(以後:T):よろしくお願いします。

あ:では先ず、曼荼羅を結成しようと思ったきっかけを教えて頂けたらと思います。

T:率直に日本一を取れるチームを作りたいというのがきっかけで、そこから自分の持ち味である「民族音楽を主軸にしたスタイル」をもっと重厚なものにしたいとずっと考えてました。

:なるほど!そしてその目標通り日本一を達成。では、そのメンバーはどのように選びましたか? T:もともと現場で仲のいい意思の疎通がしやすいメンバーで、かつ個性溢れる面々をと決めてました。

:確かに、曼荼羅の4人は僕も交流がありますけど普段からとても仲良いですよね。個性あふれるメンバーを揃えた曼荼羅ですが、更にチームとしての個性を出す為に考えていることはなんでしょう。

T:大きく2つあり、1つ目は「民族音楽」で、2つ目は「衣装」です。民族音楽を主軸においたスタイルはBeatbox界でもいないので、そこは外せない個性だと思っています。2つ目は、1つ目の個性を補強するもので世界観をより明確にするためのファクターとして、自分たちでデザインと製作をしています。その2つをベースに、各々のもともと持っている個性を最大限に発揮できるパート分けが自然にできていると思ってます。

:あの衣装は手作りなんですね!じゃあ僕も曼荼羅に加入したらあんな感じの衣装が着れるかもしれない、ということですか!笑 では、そんな曼荼羅の強みを一言で表すならばなんでしょう?

T:僕たちの強みを一言で言えば、仲の良さだと思います。1人とBeatboxerとしても、人間としても尊敬しあえる関係が良い作品を作る重要な条件だと考えてます。個性に関しては、個々の個性を立たせることと並行して「今までにない形を模索し続けること」が1番の個性なんじゃないかと思います。それぞれ、Beatboxが大好きでアプローチの仕方が違うので、その異なるアプローチの着地点を見つけるのが毎回楽しいですね。

:異なるアプローチの着地点!日頃ソロで活動しているメンバーからなるクルーならではの醍醐味ですね!それでは最後に、この記事を観ているアカペラプレイヤーの方へ何かメッセージお願いします。

T:Beatboxは突飛な音や複雑なビートと構成をメインに考えてていて、またチームの数が圧倒的に少ないので、アカペラ界の方達のようなシビアなピッチ感やハーモニーにはあまりこだわりを持たない人が多いような気がするので率直にアカペラ界の方々の音楽に対するストイックさを凄いと思っています!僕ら曼荼羅もアカペラの方々のようなシビアなピッチ感を押さえられたら更に発展できると思っています。ぜひ今後アカペラとBeatboxがより交流が盛んになったら素敵だと思っています!

あ:貴重なエピソードありがとうございました!

T:こちらこそ、ありがとうございました!

 


 

いかがでしたでしょうか。 基本的にソロ活動の多いビートボクサーでチームを結成し、活動していくのにはアカペラバンドとはまた違った醍醐味がありそうですね!

今回は3チームの紹介となりましたが、世界中にはまだまだ個性的なビートボックスのチームが沢山あります!この記事をきっかけに少しでも興味を持って頂けたのなら、とても嬉しいです♪

 


 

さて、まだまだ続くアカペラアドベントカレンダー。明日は誰が登場するのでしょうか!お楽しみに!

 

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